雇用・労働ニュース

雇用の構造に関する実態調査(若年者雇用実態調査):結果の概要

 厚生労働省は、令和6年9月25日に令和5年「若年者雇用実態調査」の結果を公表した。
 この調査は、厚生労働省が、5人以上の常用労働者を雇用する事業所約 17,000 カ所と、そこで働く若年労働者23,000人を対象に令和5年 10 月1日現在の事業所における若年労働者の雇用状況、若年労働者の就業に関する意識などについて調査したものである。
 調査結果では労働者に占める若年労働者の割合は低下傾向を示し、一方「若年労働者の定着のための対策を行っている」事業所の割合は上昇していることが分かった。
 また、在学していない若年労働者が初めて勤務した会社で現在も働いているかの有無については、「勤務している」が55.5%となり、初めて勤務した会社をやめた理由の上位には「労働時間・休日・休暇の条件がよくなかった」、「人間関係がよくなかった」などが挙げられている。
 今後「転職したいと思っている」若年正社員の割合は31.2%と平成30年調査の27.6%に比べ3.6ポイント増加した。

出典:厚生労働省ホームページ
https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/4-21c-jyakunenkoyou-r05.html