【2月講座】労務トラブルの初動対応の実務　Y15

【講座解説】
  労働分野を取り巻く環境は急速に変化しています。賃金請求権の時効延長や時間外労働の上限規制の全面適用、ハラスメント防止措置の義務化など、企業に求められる対応は年々複雑化。さらに、メンタル不調、退職代行、採用・解雇トラブルなど、従業員対応をめぐるリスクも多様化しています。
  こうした状況下で重要なのが、トラブル発生時の｢初動対応｣です。本講座では弁護士を講師に迎え、現場で頻発する“あるある”事例から、近年急増する“今どき”のトラブルまでをテーマ別に徹底解説。実際の相談事例をもとに、法的観点と実務の両面から、「初動対応のポイントと判断のヒント」を学びます。

【講義内容】
１　労務トラブルと初動対応の重要性
（１）余計な一言、間違った対応が招く悲劇
（２）担当者の心構え

２　時間外労働編
（１）労働時間の考え方、これって労働時間になりますよね？と聞かれたときの対応
（２）在宅勤務と労働時間管理、在宅勤務中に業務外行為をしている従業員への対応
（３）残業代請求の多様化、代理人をつけない残業代請求への対応
（４）従業員対応と労基署対応

３ ハラスメント編
（１）パワハラ調査に不服がある従業員への対応
（２）パワハラかどうかグレーな場合のその後の社内処遇
（３）ハラスメントを理由とした責任追及や金銭請求があった場合の対応
（４）従業員同士の喧嘩や部下から上司への暴言などが起きたときの対応

４　メンタル編
（１）私傷病ではないとして休職発令を拒否する従業員への対応
（２）休職期間中に連絡が取れない従業員への対応
（３）明らかに体調に不安があるのに復職したいと主張する従業員への対応
（４）休職期間満了時点で復職可能であると主張する従業員への対応

５ 副業・兼業編
（１）副業を理由に本業をおろそかにする従業員への対応
（２）内緒で副業していたことが発覚していた場合の対応
（３）副業していた従業員の体調不良と安全配慮義務

６　問題社員編
（１）能力があると思って採用した従業員が期待外れだったうえに態度も悪い場合
（２）上司の言動をすべて悪い方に解釈し、自身の思い込みを前提に会社に頻繁に抗議する従業員への対応
（３）私生活で刑事事件を起こした従業員への対応

７　退職編
（１）行方不明になり連絡が取れない従業員の対応
（２）解雇してしばらく経過してから突然解雇を争ってきた従業員への対応
（３）退職勧奨にまつわるトラブル
（４）退職代行にまつわるトラブル
（５）退職従業員に対して会社が責任追及（懲戒、損害賠償等）したい場合の対応

  ※テーマは変更になることがあります。

※講座開催中の質問は会場受講、WEB受講双方で可能ですが、進行状況によってはすべての質問に答えられない場合がございます。
※本講座のWEB受講はライブ配信のみです