サポート施設におじゃまします!


 愛知県では、離職者や若年未就職者などを支援するため、「雇用セーフティネット対策訓練」を実施しています。この訓練は県立の高等技術専門校が民間の教育訓練機関などに委託して実施するもので、求職中の方が訓練を通じて新たな知識・技能を身に付け、早期就職ができるよう支援しています。
 公共職業安定所(ハローワーク)に求職申込みをした人で、就職のために訓練が必要とハローワークが認めた人が受講対象となります。
 訓練の特長は、受講料が無料(テキスト代等自己負担額は必要)であることです。さらに一定の要件を満たす方は、雇用保険の失業給付を受けながら受講できます。


多彩なコースから自分に合った訓練を選択 就職に役立つ知識や技能を身に付ける

 愛知県の雇用セーフティネット対策訓練では、以下の多彩なコースを実施しています。それぞれの目標や希望職種に沿ったコースを受講し、就職につなげることができます。

【知識等習得コース】
 ITや営業・事務、介護、医療事務など、就職に必要な知識や技能を3か月、4か月又は5か月で習得できます。資格取得や就職活動のサポートも充実しており、託児サービス付きのコースもあります。

【オンラインコース】
 パソコンや事務などの知識・技能を、自宅等でZoomなどによりオンラインで受講できる3か月のコースです。週1日、通学による訓練があります。育児や介護などで通学が難しい方も受講しやすいコースです。

【日本版デュアルシステム対応型訓練】
 訓練施設での学習と企業での職場実習を組み合わせた6か月のコースです。実際の職場で実務を経験し、就職に必要な実践力を養うことができます。

【eラーニングコース】
 自宅等で学習できるeラーニングによる2か月のコースです。育児や介護などにより通学が難しい方でも、自分の生活スタイルに合わせて学ぶことができます。

【定住外国人向け職業訓練コース】
 定住外国人向けに日本語能力等に配慮した3か月のコースです。

【長期高度人材育成コース】
 国家資格を取得し、正規就職を目指す1年または2年のコースです。

 ※現在募集中のコースは、こちら

 今回は、「知識等習得コース」の「ITエンジニア入門Java科」(訓練施設:ライフスキルアカデミー)と、「日本版デュアルシステム対応型訓練」の「就業後現場で役立つ介護実務者研修科」(訓練施設:かくれんぼ介護職員養成教室)について詳しくご紹介します。


【知識等習得コース:「ITエンジニア入門Java科」(訓練期間:3か月)】

未経験からIT業界へ 実践的な学びで新たな一歩を力強く支える




 「IT業界に興味はあるけれど、どんな仕事をするのか分からない。」
 「プログラミングを経験したことがない自分にもできるだろうか。」

 そんな不安を抱える求職者の方に、ITの基礎から実践的なシステム開発までを学ぶ機会を提供しているのが「ライフスキルアカデミー」です。

 同アカデミーでは、未経験からIT業界への就職・転職を目指す方を対象に、10年以上にわたって職業訓練を実施してきました。受講者のほとんどが異業種からの転身者で、プログラムを一行も書いたことがなかった方も少なくありません。20代から50代まで幅広い年代が学び、クラスの半数以上を女性が占めることもあるそうです。

 アカデミー長を務める村山裕紀さんは、「IT業界はどうしても社外秘の情報が多く、ネットなどで調べても具体的な仕事内容が見えてこないケースがほとんどです。また、IT業界の中途採用は、1年以上の経験を求める企業が多いため、『未経験OKの会社に入ったら一体どんなことをやるんだろう?』といった不安を感じている方も少なくありません。そこで同アカデミーでは、IT業界で実務経験を積んだ講師陣が指導にあたり、未経験者の不安な気持ちに寄り添いながら、実践的な学びを提供しています。」と話します。


ライフスキルアカデミー アカデミー長 村山 裕紀さん


Javaを通じてシステム開発を基礎から学ぶ

 「ITエンジニア入門Java科」では、プログラミングの基礎に始まり、システム開発に欠かせない「オブジェクト指向」やデータベースの知識などを3か月の訓練期間を通じて幅広く学習。最終的には、パソコンのブラウザ上から操作できるWebシステムの開発を学習します。



 村山さんによれば、「Java」というプログラム言語は、経費申請システムや勤怠管理システムなど、企業の社内業務を円滑に進めるための業務アプリ開発によく用いられているとのこと。最近では、金融機関などでもJavaによるシステム開発が広がりを見せているそうです。

 カリキュラムの柱の一つである「オブジェクト指向」とは、膨大な量になりがちなソースコードをうまく整理するため、プログラムを「役割を持った部品」の集まりとして考える方法のこと。「現在主流となっているプログラム言語の多くが、オブジェクト指向を基本としています。将来的に別の言語を触ることになっても、Javaを通じてオブジェクト指向を学んでおけば応用が利くと思いますね。」と村山さんは話します。

 カリキュラムには「システム開発基礎」などの授業が組み込まれ、「そもそもシステム開発ってなに?」といった初歩の初歩から学んでいくことができます。「USBメモリ」といった普段何気なく触れている機器の説明から始まるので、ITに関する知識に自信がない方でも安心して学び始めることができます。

 授業は午前9時30分から午後4時までの1日6コマ。午後4時から午後5時までは自習時間として教室が開放されています。学びを重ねていくにつれて、それまで勉強してきたことが「目に見える画面」や「操作できる画面」として形になり、自分自身の成長を実感していけるのが特徴です。

 なお、受講に必要なテキスト代は1000円のみ。紙のテキストはなくすべてWebで閲覧できるため、スマホでの予習・復習も可能です。「自己負担をなるべく抑えたいという思いから、この価格に設定しています。」と村山さんは話します。

実際の開発現場を疑似体験できる「総合演習」

 訓練の総まとめとして位置づけられているのが、2~3週間かけて行われる「総合演習」です。実際のIT業界で行われているシステム開発プロジェクトをイメージし、受講生同士でチームを組んで、設計から製造、納品までの一連の作業をシミュレーションします。




 「誰が、何日までに、何をやるのか。リーダー的な立ち位置の人を決めて、役割分担や進捗管理も受講生にやってもらいます。講師は上司のような立場で見守りながら、『ここは遅れているけど、どうやって挽回しますか?』と問いかけたりします。実際のプロジェクトのシチュエーションを疑似体験してもらうのが狙いですね。」と村山さん。

 授業全体を通じて導入されているのが「アクティブラーニング」です。講義形式ではなく受講生同士が向かい合う形で座り、課題への取組は受講生が主体となって進めていきます。あえて受講生の側から相談・発信してもらうスタイルをとることで、実際の仕事の現場で欠かせない主体性やコミュニケーション力を養っていきます。

 実際の演習では、自分自身の作業を進めつつ、分からないことがあれば、すぐにチームのメンバーに質問するなど、お互いに教え合いながらプロジェクトを進めていきます。「プロジェクトに取り組む中で、仕事を抱えがちになる人に気づき、目を向けられるようになりました。」と話すのは、受講生の一人である古川さん。周囲を見ながらうまくフォローができないかを考えるようになるなど、プロジェクトを通じて自分自身の成長を実感しているそうです。


資格取得から企業説明会まで手厚い就職サポート

 同アカデミーは、就職に直結するサポートの充実ぶりも大きな特徴です。訓練期間中には、「サーティファイJavaプログラミング能力認定試験2・3級」に挑戦することができます(受験料は自己負担)。授業に加えて試験対策の時間も設けられており、過去問で分からなかった部分を講師が解説してくれます。

 さらに、3か月の訓練期間の半ば、2か月目の中旬には、訓練生を採用したい企業による会社説明会を実施。プロジェクターを使ったプレゼンで1社ずつ詳しく話を聞くことができ、気になる企業があればそのまま応募も可能です。

 「もちろん、無理に応募を勧めることはありません。ただ、事情を分かっている企業様が多く、受講者のレベル感も熟知しているので、自分1人で探すよりも安心感があると思います。長いお付き合いの企業様が大半ですので、このカリキュラムを受講した先輩たちがたくさん在籍しているのも心強いところです。」(村山さん)

 また、月1回のキャリアコンサルティングでは、就職活動の状況や悩みごとなどを1対1でじっくり聞いてもらいながら、「どんな仕事がやりたいのか具体的にイメージしづらい。」、「体調面で配慮してほしいことがある。」といった一人ひとりの悩みに応じたきめ細かなサポートを受けられるのも魅力です。

 修了生を採用した企業からは、「ビジネスマナーを身につけた社会人経験者として、新卒社員を引っ張る存在になっています。」「リーダーシップを発揮してもらって助かっています。」といった声が寄せられているとのこと。アクティブラーニングを通じて、年齢の異なる人同士で教え合い、聞き合うことに慣れていることも、入社後の活躍につながっているようです。


受講を検討している方へのメッセージ


「まずはぜひ最初の一歩を踏み出してみてほしい」とエールを送る村山さん


 IT業界というと、高度な技術や知識がなければ働けないと思われがちですが、未経験者の採用で企業が特に重視しているのは、仕事を進めるためのコミュニケーション力です。分からないことを質問する、現在の状況を報告する、周囲と相談しながら行動する。アクティブラーニングを通じて、技術だけでなく、そうした主体性も身につけてほしいと思っています。

 プログラミングの経験がなくても心配はいりません。これまでにも、美容師やネイリストなど、ITとは異なる仕事をしていた方が、意外なセンスや能力を発揮する姿を見てきました。自分が理解したことを言葉で伝える力や、挑戦してみたいという意欲をお持ちの方であれば、IT業界で働くうえで大きな強みになるはずです。


異業種からITエンジニアへ 一歩を踏み出した受講生の声

 実際に雇用セーフティネット対策訓練の制度を利用し、ライフスキルアカデミーで学ぶ受講生2人にお話を伺いました。

 前職ではリユースショップの店長として3年半ほど勤めていましたが、未経験からの転職にはスキルが必要だと考え、ネットで調べた際にJava関連の求人数が最も多かったことから、このコースで学んでみようと思いました。

 受講前には、参考書やYouTubeを見て自分なりに学んでいた時期もあったのですが、対面での授業の方が「自分がどこでつまずいているのか」が分かりやすいですし、チーム開発まで経験できるのが大きな魅力だと思います。
 以前は、IT業界に対して「一人で黙々とプログラミングをする仕事」というイメージを持っていましたが、受講を通じて、実際には進捗の共有や相談が欠かせず、エンジニアにも高いコミュニケーション力が求められることを知りました。今後は前職で培った経験も活かしながらこの業界で幅広く活躍していきたいです。


受講生 古川さん



 前職では不動産会社の事務センターで、顧客管理システムを使っていました。業務に合わせて表示や項目などを改善していく中で、システムを使いやすく変えていくことに面白さを感じ、IT業界に興味を持つようになりました。IT業界への転職を目指すうえで、まずは職業訓練校で基礎を学んでから就職を目指したいと考えたのが受講のきっかけです。職業訓練を受けた経験のある家族がいて、「一度行ってみてもいいんじゃない?」と言われたことも受講を決める後押しになりました。

 受講当初は「2進数」などが難しかったですが、周囲に質問したり、参考書を読んで調べたりするうちに少しずつ理解が深まっていきました。グループワークでは、人によって考え方や進め方が異なることも学びました。今では普段利用しているITサービスについて作り手の視点から考えるようになるなど、自分の変化と成長を実感しています。


受講生 鈴木さん


DATA

一般社団法人ライフスキルサポート協会 ライフスキルアカデミー
(名古屋市中村区名駅5丁目7-30 名駅東ビル2階)

 明るく開放的な教室と充実したパソコン設備を備え、集中して学べる環境を整えています。実践的なプログラミング学習を通じて、ITスキルに加え、問題解決力やコミュニケーション力も育成。一人ひとりの可能性を引き出し、IT業界へのキャリアチェンジと新たな一歩を力強くサポートします。

電話:052-414-7770

一般社団法人ライフスキルサポート協会 ライフスキルアカデミー ホームページ

雇用セーフティネット対策訓練 名古屋高等技術専門校   雇用セーフティネット対策訓練 三河高等技術専門校


【日本版デュアルシステム対応型訓練:「就業後現場で役立つ介護実務者研修科」(訓練期間:6か月)】


就業後現場で役立つ介護実務者研修科とは

 将来的に国家資格である介護福祉士の取得を目指す方に向けた「介護福祉士実務者研修」。実施機関のかくれんぼ介護職員養成教室では、6か月間で基礎から順に介護に必要な知識と技術を身につけていきます。授業では、「介護の基本」「コミュニケーション技術」「認知症の理解」「生活支援技術」「介護過程」「医療的ケア」など、介護の仕事に必要な幅広い知識と技術を学び、実習では利用者一人ひとりの状態を把握するためのアセスメントに取り組み、介護現場で求められる実践力を養っていきます。



施設見学・実習で介護現場への理解を深める

 かくれんぼ介護職員養成教室では、介護現場を実際に知る機会を大切にしていることが大きな特長です。受講生の半数以上は介護・福祉業界未経験者であり、介護の仕事を具体的にイメージできないまま入校する方も少なくないため、入校から約1か月後に、グループホームをはじめ、小規模多機能型居宅介護、特別養護老人ホームなど、教室周辺にあるさまざまな系列施設を1日かけて見学します。利用者への支援内容や職員の働き方を実際に見て学ぶことで、それぞれの施設の役割や特徴への理解を深め、その後の学びや実習に活かしていきます。
 さらに、4か月目には約1か月間の外部施設実習があります。そこでは、利用者の生活状況や希望を把握し、「なぜこの支援が必要なのか」を考えながら、一人ひとりに適した支援を導き出す「アセスメント」を実際の現場で学びます。実習を通して、施設の雰囲気や職員の働き方を知ることで、「ここで働きたい」と実習先を就職先として選ぶ受講生もいます。


かくれんぼ介護職員養成教室 施設責任者の加古 諭さん


自分に合った介護の仕事を見つける

 「夜勤の有無や給与、休日、勤務地など、介護の仕事にはさまざまな働き方があります。だからこそ、『自分は何を一番大切にしたいのか』を整理することが大切です。」と話す施設責任者の加古さん。
 就職支援では、求人紹介や企業説明会の開催だけでなく、一人ひとりに合った職場選びを重視しています。実習での経験も踏まえながら、それぞれの施設の特徴や働き方の違いを伝え、受講生と一緒に進路を考えていきます。受講生の希望や価値観に寄り添いながら、自分らしく働ける職場との出会いをサポートしています。

 外部施設実習を経験した受講生について、加古さんは「実習から帰ってくると、別人のようになっている。」と話します。実際の利用者と接することで、介護職としての責任や役割を実感し、自分がどのような支援をしたいのかを考えるきっかけにもなるといいます。


一つひとつの手順を確実に身に付ける実技授業

 今回は、口から食事をとることが難しい利用者に対して行う「経管栄養」の実技授業を見学しました。受講生は約1か月間の施設実習を終えて、この授業に臨みます。


優しく声をかけて利用者に触れる受講生


真剣に確認を行う受講生


 授業では、寝かせた状態の人形の上半身を起こすことから始まり、液体栄養剤の注入速度や量が指示どおりかを確認するなど全部で21ある手順を一つひとつ正確に実施できるよう繰り返し練習します。

 実技中は、順番を待つ受講生も手順表を手元に置き、実技を行う他の受講生の動きを静かに確認していました。「限られた時間の中で正確に行えるよう、手順をしっかり覚えて臨んでいます。」と受講生。

 利用者へ声をかける際の優しい口調と、手順を確認する際のはっきりとした口調を使い分けていました。また、講師からは「見たふりではダメ。しっかり確認するように。」と、確認不足を見逃さない指導が入りました。その言葉を受けた受講生は、それまで以上に姿勢を低くし、利用者役の人形の状態を細かく確認し直していました。

 受講生の一人は「人の命に関わる仕事であることを改めて実感し、利用者さんをイメージしながら取り組むことができました。」と話します。現場で自信を持って介護に関わりたいという思いを胸に、受講生たちは利用者の安全を守るための知識と技術を、一つひとつ身につけています。


実習を通して見つけた新たな目標 ― 経験を力に 介護の道へ踏み出す受講生たち

 受講生たちは介護の仕事について理解をどのように深めているのか、訓練を受けている2人に話を伺いました。


 製造業で長く働き、定年を迎えたことを機に、「これからは人とかかわる仕事がしたい」と考えるようになりました。身近な高齢者から「寂しい」という言葉を耳にする機会が増え、孤独を支える仕事ができないかと考え、この訓練を受講しました。
 訓練や実習を通して、介護は技術や知識だけでなく、利用者さんを理解しようとする姿勢が大切だと意識するようになりました。

 1か月間の外部施設実習では、職員の皆さんがなぜその声かけや対応をするのか、最初はその意図が分からないこともありました。利用者さん一人ひとりを知ろうと関わる職員さんの様子をよく見る中で、少しずつその意味が分かるようになりました。
 将来は、身体介護が必要になる前の段階からの利用者さんに寄り添い、健康や生活を支える仕事に携わりたいと考えています。


受講生 菅野さん



受講生 鬼頭さん


 視覚障害者支援のボランティアを通して、人と接する仕事に就きたいと考えるようになりました。資格を取得することで自信にもつながると思い、この訓練を受講しました。不安もありましたが、新しいことを学ぶのは難しい反面、とても楽しく、目標に向かって充実した日々を過ごしています。また、介護はこれまでの仕事とは全く異なる仕事だと思っていましたが、自動車部品の検査で培った「よく観察し、細かな変化に気づく力」が生かせる場面も多いと感じました。

 特に印象に残っているのは、「ボディメカニクス※」という技術です。実習でも、ベッド、車椅子、便座、浴槽などさまざまな場所への移乗介助で欠かせないと実感しました。
 介護度の高い利用者さんが暮らす特別養護老人ホームでの実習を経験し、この分野で働きたいという思いが強くなりました。今後もさらに知識と技術を身に付け、利用者さんやご家族、そして一緒に働く職員の皆さんに安心感を与えられる介護職を目指したいです。

※ボディメカニクスとは、人間が動作するときに骨、筋肉、関節が相互にどのように作用するかといった力学的関係を活用したもの。


利用者の思いを引き出すアセスメント

 実習先担当者の山田さんによると、現場では介護の技術だけでなく、利用者の言葉の背景にある思いを丁寧にくみ取る力も求められるといいます。
 実習では、利用者一人ひとりの思いや生活歴を丁寧に把握するためのアセスメントにも取り組みます。

 ある利用者について、事前に職員が「焼き肉を食べてビールを飲みたい」という希望をもとに、外出の支援計画を立てていました。その後、受講生がアセスメントを行ったところ、「銭湯に行きたい」という思いも聞き取ることができました。その結果を受けて支援内容を検討し、今回は外出先を銭湯へ変更しました。利用者の新たな希望を取り入れた支援となり、受講生にとっても、利用者に喜ばれただけでなく『自分の関わりが役に立った』という実感につながりました。

 こうした受講生の視点でのアセスメントは、日々利用者と接している職員にとっても新鮮な学びとなり、支援を見直すきっかけになります。山田さんは「職員も事前に利用者の希望を想定して計画を立てていますが、受講生のアセスメントによって、その想定を上回る気付きが得られることがあります。」と話します。


実習先担当者 山田 高行さん


受講を検討される方へのメッセージ

 最後に、これから介護の仕事を目指す方へ加古さんからのメッセージをお伝えします。
 「介護はAIやDXが進んでも、なくなることのない仕事です。介護の知識や技術は、介護職に就くかどうかに関わらず、自分や家族の将来にも役立ちます。また、介護は人と接する仕事だからこそ、これまでの仕事や人生で培ってきた経験が大きな強みになります。介護は特別な仕事と身構えず、この訓練を通して自分らしさを生かせる働き方を見つけていただけたらうれしいです。」



DATA



特定非営利活動法人かくれんぼ かくれんぼ介護職員養成教室
(名古屋市北区金城町四丁目35番地の1)

 介護福祉士、看護師、介護支援専門員等、各単元にあわせて、現場経験が豊富で、かつ自己研鑽をしっかり進めている講師による実践的な訓練と手厚い就職支援によって、介護業界への就職をサポートします。

電話:052-938-7150

特定非営利活動法人かくれんぼ かくれんぼ介護職員養成教室 ホームページ

雇用セーフティネット対策訓練 名古屋高等技術専門校   雇用セーフティネット対策訓練 三河高等技術専門校

(令和8年7月取材)