人間は論理では動きません。感情で動く動物です。労働問題は、まさに感情の問題です。
また、人間は不合理な意思決定を繰り返しています。
また退職勧奨を行うとなれば、労使の感情がぶつかり合い紛争に至りやすくなります。
本講座では、行動経済学を労務トラブル解決にどのように活かすかを実例を基に解説し、また、退職勧奨についてもいくつかの事例をもとに揉めないで紛争を予防するためのポイントを解説いたします。
危険予知や円満な合意締結のために利用し、実際の労務トラブルの解決に活かせるように丁寧に解説しますので、ぜひご参加ください。
■プログラム
■■第一部■■
■■行動経済学を労務トラブル解決に活かす■■
・おとり効果(選択肢を設けたほうが人間の判断が制限されてしまう)
・現在志向バイアス(目の前の利益を人間は優先する)
・プロスペクト理論(損失回避性) (交渉への応用方法)
・現状維持バイアス(現状維持を好む傾向にどう対処するか)
・ピークエンドの法則(経営幹部への退職勧奨で気をつけること)
・気質効果(言い訳をあえて作る)
・心理的リアクタンス(人間の「あまのじゃく」の性質を利用する)
・希少性の法則(希少性があるほうが価値があると認識しやすい)
・テンション・リダクション効果(交渉の優先順位、提案時期)
■■ 第2部■■
■■揉める退職勧奨・揉めない退職勧奨■■
・なぜ退職しないのか、退職しない理由から考える
・退職勧奨の成功率が高まる要素、下がる要素
・パターン別退職勧奨対応例
・職場でのローパフォーマー社員への対処法~避けるべき流れ・望ましい流れ~
・日報指導の有用性
・10事例~よくある紛争類型、揉める事例・揉めない事例~
2022.05.27
AM 10:00 ~ PM 4:30
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【会場受講】ウインクあいち17階セミナールーム
【WEB受講】Zoomウェビナー
杜若経営法律事務所
弁護士 向井 蘭 氏
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